「日本ツアー全公演中止」ポールの本当の病状

2014年05月22日 11時00分

全公演中止を発表したポール

 元ビートルズのポール・マッカートニー(71)が20日、日本ツアーの全日程中止を発表したことで、それに伴う関係各方面の損害額は計30億円以上とも言われ、プロモーター企業の倒産危機も叫ばれる状況となった。ポールは15日に来日し、17日にダウン。「ウイルス性炎症」と診断された。だが、原因や詳しい病状、オフだった16日の動向についてもかん口令が敷かれている。本紙の取材で判明したポールの本当の病状とは――。

 


 この日、主催者から17、18日の東京・国立競技場公演に続き、21日の同・日本武道館、24日の大阪公演の中止が発表された。

 ポールは「僕にとっても非常に残念です。みなさんにまた近いうちに会えることを信じています」とコメントした。

 チケットの払い戻しは22日に開始されるが、シャレにならないのは主催者だ。チケットは完売。国立競技場の2公演が中止になった時点で、10億円近い赤字が出ることは本紙既報通りだが、残りの公演分を加えればその数倍になる。

 不測の事態に備え、プロモーターは保険に加入してはいるものの「損失の全額が戻ってくることはあり得ない。せいぜい6割程度」(関係者)。これに人件費や設営費、警備費が加わる。「チケット払い戻しを含め主催者の損失は30億円じゃきかない」(同)という。

 なかでも招聘元のイベント会社「キョードー東京」は大ピンチだ。昨年11月のポール来日では大幅な利益を計上したが、味をしめた今回はポールに“してやられた形”。同社に近い関係者は「経営危機と言っていい。『興行はばくち』という言葉を身をもって感じているだろう」と話す。ポールの病状はそれほど深刻なのか? ウイルス性炎症と診断され「声が出ない」とも報じられたが、事情を知る関係者からショッキングな証言が飛び出した。

「『声が出ない』は大げさ。それよりおなかの調子が悪く、下痢が止まらないそうだ。何かの食べ物にあたったのかもしれない。本人の精神状態もまずい」

 考えられるのはウイルス性胃腸炎。ポールが来日したのは15日。体調が急変したのは16日夜から17日午前にかけてとみられる。“食あたり”が原因とも考えられるが、いずれにせよ、オフだった16日にポールがどこで何をし、何を食べたかが重要になってくる。だが、関係者の間でかん口令が敷かれているため原因は不明のままだ。

「ポールはベジタリアンで、前回来日時は奥さんを同伴したので体調管理はバッチリだった。ところが今回、奥さんはなぜか帯同せず。逆を言えば、ポールは羽目を外そうと思えばいくらでも外せた。16日に入念なリハーサルを行う予定だったが、あっさり終わったとの情報もある。その後の足取りはわからない」(別の関係者)

 あるベテラン音楽ライターはツイッターで「かなり確かな筋からの情報」と前置きした上で「ポール・マッカートニー公演中止はナンシー夫人の来日が遅れ、ポールが深酒をして体調不良になったためとか」と暴露(のちに削除)。ファンの間で大きな話題となった。

 ファンは高額なチケットを購入し、楽しみにしていた。地方の人は交通費、宿泊費などの出費を強いられた。ポール側は病状と原因を説明する義務があるのではないか。