山本太郎議員ついに美味しんぼ騒動“参戦”

2014年05月22日 09時00分

“美味しんぼ騒動”に本格参戦する山本参院議員

“元祖脱被ばく”の山本太郎参院議員(39)が、静観していた“美味しんぼ騒動”に本格参戦する。20日の参院内閣委員会で、安倍晋三首相(59)が「根拠のない風評に対しては国として全力を挙げて対応する」とした表明に対し、政府内の矛盾点を突いた。

 

休載でも止まらぬ逆風「美味しんぼ」雁屋氏の反論どうなる?

 


「官房長官は『美味しんぼ』を読まれましたか?」と菅義偉官房長官(65)に迫った山本氏。美味しんぼで描かれた鼻血や被ばく、避難問題などは、山本氏が選挙時に掲げた公約だけに一連の風評バッシングに即座に反論するとみられたが、「違った立場からの意見で議論が活発になればいいし、僕が出ていけばデマ認定される」と当初は沈黙。国会の場で取り上げたのは、騒動から2週間たって、“第1波”が引いた15日の内閣委からだった。

 20日の同委では冒頭から美味しんぼ問題に言及。「事故後、鼻血の症状が現れたのは事実。国会でも当時は野党だった森雅子さん(現消費者相=49)、山谷えり子さん(63)らが鼻血に触れている。まさか心ある自民党の議員さんたちが国会内でデマをふりまいたわけではないですよね?」と皮肉交じりに指摘。確かに安倍首相にいわせれば森氏は「根拠なき風評」をばらまいた一人となるのだが…。

 さらに山本氏は美味しんぼ内で鼻血が出たと証言した井戸川克隆前福島県双葉町長(67)の参考人招致を提案したが、自公の反対で実現できなかったことも明かした。美味しんぼは騒動で各所からの批判を受け、小学館編集部は弱腰姿勢に転じたが、国会初質問時から被ばく問題を追及している山本氏は全く動じない。

 委員会後、山本氏は「僕が取り組んでいる基本は、この問題。今回は美味しんぼで盛り上がったが、騒動が引いた時もコンスタントにこの球を投げ続け、有効な回答を引き出していくしかない。今度は森大臣に直接ぶつけて、過去の発言との整合性を問いたい。少なくとも任期中はこの問題を続けさせてもらう」と断言した。

 山本氏の改選は2019年で、少なくとも東京五輪前まで被ばく問題を風化させるつもりは毛頭ないようだ。