「反ふなっしー」の動き…ゆるキャラ界分裂も

2014年05月20日 11時00分

永田(左)にキックを叩き込まれたふなっしー。右はちっちゃいおっさん

 全国一の人気ご当地キャラクターとなった、千葉県船橋市の非公認キャラ「ふなっしー」が18日、県内イベントに登場し相変わらず大盛況。そんな、ふなっしーを頂点としたゆるキャラブームの中、ある“事件”をきっかけに「ふなっしーにだけは任せておけない!」と、ふなっしー一派から独立を図る動きが慌ただしくなってきているというから穏やかでない。

 ふなっしーは18日、千葉・船橋市地方卸売市場で行われた「ご当地キャラ大集合!白熱!プロレスバトル!!」に登場。汗ばむような陽気でもあのハイテンションで動きまくり、全国から集まったゆるキャラ約70体の中で見事ナンバーワンの座を勝ち取った。

 ふなっしーが移動するたびファンは右へ左へと大盛り上がり。驚くべきはふなっしーを含めたゆるキャラファンの多さだ。千葉県の「チーバくん」、北海道夕張市の「メロン熊」、埼玉県深谷市の「ふっかちゃん」、新潟県の「レルヒさん」などにファンも大興奮。

 本紙が「裁判沙汰騒動」を報じた兵庫県尼崎市の「ちっちゃいおっさん」もご多分に漏れず、終日、写メや握手攻め。記者が当人に接近し、裁判沙汰へのコメントを求めても、その声はファンの「おっさん、かわいいー!」の声援にかき消され、おっさんの中に入っているのが渦中のプロデュース会社代表かすら確認できなかった。

 ゆるキャラ界に詳しいテレビ局関係者は「東スポが報じたように、ふなっしーとおっさんはビジネスパートナーとして強い絆で結ばれている。その2キャラが業界をけん引していることもあり、各ゆるキャラは一目置いていて、『ふなっしーとおっさんなくして、ゆるキャラ界は大きくならなかった』という意見もある」と明かす。

 ふなっしーの登場シーンでは、必ずと言っていいほど、おっさんも現れる。「情報番組でふなっしーを扱えば、おっさんも映り込むように計算されている。ふなっしーがフロントマンで、おっさんが裏方というビジネス関係が成り立っている」(前出局関係者)。テレビ出演もこの2キャラを中心に回っているのが現状だ。

 ただ、そんな2強態勢にヒビが入るきっかけとなる“事件”が起きた。フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」でゆるキャラを扱った際、加藤浩次(45)が東京・大崎駅西口商店会のマスコットキャラ「大崎一番太郎」のかぶりものを取ってしまった一件だ。実は、ゆるキャラ界にはかなりの衝撃だった。

「プロレスでいえば、マスクマンのマスクを同意もなく剥ぐのと一緒。イメージをぶち壊しにする愚行ですよ。それに業界のトップであるふなっしーが大きな声を上げてくれなかったことに、関係者たちは『このままふなっしー任せにしてはいけない』と“ふなっしー離れ”が始まったんです」とは、ゆるキャラ事情に詳しい関係者。

 そんな“ふなっしー離れ”がこの日、ついに表面化した。ふなっしーと同じ船橋市のご当地キャラ「飯山満さん42歳」が、「ゆるキャラに対して極悪非道な扱いをした加藤出て来い!」と、マスコミやファン大勢の前で加藤に挑戦状を叩き付けたのだ。

 会場にいた大半は、そのコメントのもつ意味をすぐには理解できずにいただろう。だが、前出関係者は「アレは『ふなっしーがやらないなら、俺がやる!』という“裏の意味”が隠されている。追随するキャラも出てくると思うよ」と指摘。

“ゆるキャラ界の地殻変動”は、確実に起きているのだ。