「ふなっしー」ダシにギャラ吊り上げる「ちっちゃいおっさん」

2014年05月18日 08時00分

ちっちゃいおっさん(左)とふなっしーはただならぬ仲だった…

 兵庫県尼崎市のご当地キャラ「ちっちゃいおっさん」(の中の人・プロデュース会社代表B氏)による元スタッフAさんへの不当解雇や、パワハラ行為などによる本紙既報の“裁判沙汰スクープ”が意外な方向に飛び火しそうだ。原告となった被害者Aさんは、2日に損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたが、騒動は千葉県船橋市の大人気ご当地キャラ「ふなっしー」にまで波及するというのだ。おっさんとふなっしーの意外な関係が浮き彫りになってきた――。

 訴状によると「不当解雇」「賃金からの架空の経費控除」「ゆるキャラの人気投票にエントリーした際、スタッフに不正投票を強制し、不正に加担させた」などが不法行為に当たるとAさんは主張。また、ちっちゃいおっさん(B氏)の実弟への日常的な暴力や、元女性スタッフに対するセクハラ行為なども不法行為に当たるとしている。

 本紙はおっさんの超高級マンション住まいや、高級外車の所有など意外な“リッチ生活”を報じたが、事情に詳しいイベント関係者は「今回のおっさん騒動が、ゆるキャラ界で絶大な人気を誇っている『ふなっしー』にも波及しかねない」と指摘。

 さらにこう続ける。

「実はちっちゃいおっさんの中の人が、ふなっしーを“エサ”に、自身のギャラアップを要求しているんです。たとえば、イベント出演などの交渉の場で『(ちっちゃいおっさんの)ギャラをアップしたら、今度ふなっしーを呼んでやる』などと高圧的な態度なんだそうです。すでに業界では悪評が立ち始めていて、ふなっしーにもとばっちりが及んでしまうのは時間の問題なんです」

 しかし、なぜおっさんがふなっしーを自身のギャラ交渉で使えるのか?

 おっさんとふなっしーは当初、CMやイベントなどにしゃべるゆるキャラ仲間として2人で登場していた。今でも毎日といっていいほどお互いに連絡を取り合っているというが、単に仲がいいだけではない。実はおっさんはふなっしー関連グッズを扱うビジネスパートナーだというのだ。

「もともと素人で“儲け”に疎かったふなっしーに、グッズ販売を含むビジネスのアドバイスをしていたのがおっさんなんです。その関係で、おっさんのプロデュース会社がふなっしー関連グッズを一部扱っている。ふなっしーのマネジメントをおっさんのプロデュース会社が請け負う話まで出ているのです」(前同)

 最近では、おっさんが「俺なら、ふなっしーを出演させられる」などと、ことさらふなっしーとの強固なパイプを強調する姿が見られるのも、そのせいだという。

 ふなっしーは全国各地でのイベント出演のみならず、昨年4月から今年3月末まで200本近いテレビ番組に出演し、アサヒ飲料やウィルコム、エコナビ、ドワンゴ、富士フイルム、マイナビなど多数のテレビCMにも出演。グッズ販売や着ボイスなども含めれば、昨年度の収入は推定2億円超ともいわれる。

 テレビ局関係者の間で、ふなっしーのギャラ高騰が叫ばれて久しいが、前出の関係者は「ギャラ高騰を指示しているのがおっさんなんです。ふなっしーはテレビに映らない舞台裏でも本当に低姿勢で、誰からも好かれている。だからこそ、おっさんとは手を切った方がいい。都内の超高級タワーマンションに住んだり、高級外車に乗るなど“不透明な部分”が多いおっさんと、このままの関係を続けていけば、絶対にふなっしーの足を引っ張る出来事が起こると思う」と警鐘を鳴らす。

 18日には千葉県の船橋市地方卸売市場で、全国のご当地キャラクターによるプロレス大会が開催され、「ふなっしー」と「ちっちゃいおっさん」をはじめ69体が参加する。ふなっしーは昨年の大ブレークから人気に陰りは見られないが、ビジネス仲間の“言動”でイメージに傷が付かないことを祈るばかりだ。