5月14日にミニアルバム「変身少女」でメジャーデビューする歌手の吉澤嘉代子(23)が、STAP細胞論文の主著者・小保方晴子氏(30)に似ているとして、ちょっとした騒動になっている。イベントなどに、なんと小保方ファンと思われる人たちが押し寄せるわ、関係者に「小保方さんが歌手デビューしたんですか」といった問い合わせがくるわで、“小保方似歌手”と想定外の話題になっている。

 4月13日に東京・タワーレコード吉祥寺店で、同19日には大阪の同難波店で行われた吉澤のイベントで“ある異変”が起きた。関係者がこう明かす。


「ミニライブを行った後、『変身少女』を予約したファンに握手&サイン会をしたのですが、なぜか小保方さんの写真を持って来て『ここにサインしてください!』というファンが何人かいたんです。中には吉澤に『小保方さんじゃないですよね?』と尋ねる人もいて…。本人も『私じゃないよ』と困惑気味だったみたいです」

 吉澤は2010年11月、ヤマハ主催の日本最大規模のコンテスト「Music Revolution」の第4回大会のJAPAN FINALでグランプリとオーディエンス賞を、グループとしてダブル受賞した実力派歌手。メジャーデビュー曲は28日現在、全国のAM、FM放送の「パワープレイ」(推奨曲を集中的に流す紹介法)の実施を29局で獲得する大型新人として期待されている。

 どれほど小保方氏に似ているのか。公式ホームページで、インディーズ時代にリリースした「魔法少女」の写真と見比べてみると、確かに似ている。ネット上では、すでに吉澤と小保方氏の写真を並べて分析をされているほどだ。

 さらに、小保方余波は続く。

 前出の関係者は「4月21日深夜にオンエアされた(テレ朝系)音楽番組『musicる』で吉澤が取り上げられた。視聴者からは所属レコード会社にも『あの小保方さんが歌手デビューしたんですか?』などと問い合わせが届いたのです」と明かす。

“小保方氏歌手デビュー”といえば、3月に朝日新聞のウェブサイト「朝日新聞デジタル」が「小保方さん、『大人AKB48』で歌手デビュー!(うそ)」と題して掲載したコラムが各方面から不適切だと批判を浴びて削除し、おわびを掲載する事態となった。

「もしかしたら、小保方さんの歌手デビューというウソ情報を真に受けた人がいるのかもしれない。そうじゃなければ、わざわざ小保方さんの写真を持参して来ることに説明がつかないというか…。どちらにしろ早く収まってほしい」(同)

 デビュー前に思わぬ騒動に巻き込まれた吉澤だが、これを機に「小保方さんに似すぎる歌手」として注目を集めるかもしれない。


 小保方騒動が音楽界にまで飛び火した形だ。