プロ野球・東京ヤクルトスワローズの人気マスコットキャラクター・つば九郎(オス=20歳)が27日、東京・港区のリブロ青山店でデビュー20周年記念ぶっく「成鳥つば九郎」の発売イベントを行った。
 
 つば九郎は1994年4月9日、神宮球場での阪神戦で初登場。このたび、デビュー20周年で「成人」ならぬ「成鳥」を遂げたということで記念本を出版した。
 
 内容は歌舞伎座や西麻布を散歩する「つば散歩」に加え、各界著名人からのお祝いコメントや、謎のクッキングレシピ集などファン垂涎ものとなっている。
 
 囲み取材にノッシノッシと現れたつば九郎はスワローズの紋付きはかま姿。成鳥した喜びについては「これで どうどうと のめます」。この20年でうれしかった思い出を聞かれると「なんどか にほんいちに なれたこと」と定番のスケッチブックトークで喜びを表した。
 
 成鳥を迎えたということで、記者が「そろそろ恋の予感は。好きなタイプはどんな感じ?」と聞くと、つば九郎は「よくのむひと」とした後に「かねもち とちもち」と打算的な一面をのぞかせる。
 
 記者が「ゲスいですね」と突っ込むと、つば九郎は進化した右前足を強く天に突き上げ、人間でいうガッツポーズだ。
 
 現在チームはBクラスに低迷中。「チームにカツを入れてください」とお願いすると、つば九郎は「まだまだ したがいるから がんばろう」とヤクルトより順位が下のDeNAベイスターズをネタにする。

「キヨシ監督に怒られます」と諭すと、つば九郎は「あのひとは しゃれがわかるひとだから だいじょうぶ」と大物感たっぷりのスケッチブックさばきだった。