モデルの冨永愛(31)が18日、東京・港区の森アーツセンターギャラリーで19日から開催の肖像画展「こども展」(6月29日まで)のオフィシャルサポーター就任会見に登場した。

 モネ、ルノワール、ルソー、ドニ、マティス、ピカソ、フジタなど歴史に名を残す巨匠たちが描いた「子供」の絵を集めた展覧会が開催される。

 冨永は「ファッションというのは非現実的な世界。昔、飲まず食わずで頑張っていた時代、パリでの移動中、ふと、公園で遊ぶ子供たちを見たときに印象的なものがあった」と世界を“相手”にモデルとして駆け出しの時代を振り返る。

「私にとって、子供というのは(ファッションという非現実的な世界から)現実に引き戻してくれる、『日常への回帰』ですね。私が母親だからというのがあるのかもしれませんが」と思いを明かした。

 同展の見どころを聞かれると「絵画鑑賞というのは『主観』のもの。そこに自分が投影されているから、いろんな見方があると思います」と目を輝かせる。

 親子での鑑賞については「子供は親をまねるところから始める。だから、親が楽しむと、子供も(楽しめる)」と親ならではの見方を語った。