アイドルグループ出身で、超大型新人との呼び声が高かったテレビ東京・紺野あさ美アナウンサー(26)の「初鳴き」(アナウンサーとしてのテレビ初出演)は2011年7月7日、七夕の日だった。

 昼の情報番組「7スタBratch!」(当時)で「キッザニア東京」からの“生リポート”に挑戦。初々しい表情でテレ東主催のイベントをPRし、午後のニュースでは天気予報を読み上げた。

 そして「スポーツ現場初デビュー」は東京ドームでも甲子園球場でも国立競技場でもない。なんと神奈川県の「小田原球場」だ。

 当時、独立リーグの新潟アルビレックスに所属していた高津臣吾投手(45=現ヤクルト一軍投手コーチ)に初インタビュー。装いは白いシャツに黒のパンツという清楚系ファッション。その時から目標であったスポーツアナとしての第一歩を歩み始めた。

 ところが、時には大物芸人の“毒牙”にかかる厳しい経験も…。

 32年ぶりにテレ東に出演したお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(52)がアナウンス室に乱入し、紺野アナに「モー娘の時、ウチの番組での収録でヒザがパックリ切れたことがあって、それから『パックリちゃん』というあだ名が付いた。そういや、パックリちゃん、週刊誌にバッチリ撮られてたよね。バッチリちゃん」と、実業家との逢瀬をフライデーされたことをいじられたのだ。さすがにこの時ばかりは苦笑いだった。