歌手の西城秀樹(58)が11日、千葉県内で行われた「イオン『グランド・ジェネレーションズ コレクション 2014』」でスペシャルライブ&トークショーを行った。

 西城は2003年に脳梗塞を発症した。その後、回復したが、11年12月に再発。懸命のリハビリの末、復帰し「生涯歌手」を掲げている。

 この日は、昨年12月のディナーショー以来となるステージ。ステージ袖から中央までは足をひきずる姿も見られ、MCでもやや言葉が不自由なそぶりだった西城だが、歌唱力はまったく衰えはなし。全6曲を熱唱し、最後に歌唱した代表曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」は支えなく、ファンと一緒にポーズも決めた。

 MCでは脳梗塞で倒れる直前にも触れ、「あれ? 疲れてるなと思ったら、足が上がらなくなった」と告白。現在もリハビリに励む日々を過ごすが、西城は「朝、昼、晩に15分ずつストレッチしてますね。そうしないと筋肉が固まってしまうので。しゃべりの教則本もやっていて、ヘレン・ケラーなどの言葉を音読しています。言葉に出すことが大切。ストレッチや朝、歩いたり体を動かすことも大事」とアドバイスを送った。

 リハビリも兼ねて、練馬区内の畑で野菜や果物作りをしているという。「キャベツ、ナス、カブとかもう10年ちょっとぐらい作っている。この前は夏みかんのジャムを作って、今年はいいデキ。自分で健康のものを食べようと始めたら、ハマっちゃって。今はじゃがいもとか作ってますね。僕はじゃがいもが好きなので」と笑顔で語った。

 昨年12月には以前から両目の視力が低下していると報じられたが、西城は読書について「本は目があんまよくないんですけど、たまに読んでます。映画とか目で癒やされるのが好きで、最近なら『最強のふたり』が面白かった」と感想を語る。

 13日に59歳の誕生日を迎えるということで、サプライズケーキが送られた。今後の抱負を聞かれた西城は「来年は還暦なんで、歌を歌うというか歌で語っていきたいですね。あと、健康に気をつけたい」と決意した。