1989~96年まで放送された「ドラゴンボール」をデジタルリマスターで再編集したアニメ「ドラゴンボール改(魔人ブウ編)」が4月6日からフジテレビ系でスタート。エンディング曲には注目のバンド〝グドモ〟ことグッドモーニングアメリカの「拝啓、ツラツストラ」が起用され話題だ。


 最近の音楽にご無沙汰な旧ドラゴンボール世代には耳慣れないグドモ。一体どんなバンドなのか。


 グドモは高校時代の友人を中心に2001年に結成された4人組のギターロックバンド。ボーカル金廣真悟の胸に刺さる歌詞とメロディアスな曲、短パン、サングラスのベースたなしんの強烈キャラが炸裂するライブパフォーマンスが口コミで広がり徐々に人気を呼んだ。


 昨年2月にメジャーデビューすると、夏の音楽フェスに7本出演しさらに知名度を上げ、いまやツアーを行えばどこもソールドアウトという状況だ。6日にアニメのエンディング曲が流れるとツイッター上では「かっけえなと思ったらグドモだった」など驚きと喜びの声が広がった。


 若い音楽ファンを中心に支持されるグドモだが、メンバー4人中3人が30歳で、ここまでの道のりは紆余曲折だった。


「もともとは『for better,for worse』のバンド名で英語で歌うメロディックパンクバンドだったが、1年の活動休止をへて07年に現在のバンド名に改名。日本語で歌い始めるなどスタイルを大きく変化させたけど、以前のバンドを支持するファンは離れたりと、すぐにはうまくいかなかった。高校の同級生に『TOTALFAT』、後輩には『BIGMAMA』と身近に人気のあるバンドがいたことで、悔しい思いをしたはず」(音楽関係者)


 今回のエンディング曲起用はドラゴンボール世代のメンバー全員の熱意が伝わったもの。5月30日からはアニメにちなんだタイトルがつけられた「7つの秘宝を探す冒険 2014」ツアーをスタートさせる。