元AKB48の前田敦子(22)が3日、都内で初の本格的なソロライブ「SEVENTH CHORD」を開催した。

 2700人のファンを前に3月発売の最新シングル「セブンスコード」など全18曲を熱唱した。

 5曲目の「右肩」では歌詞が飛んでしまうハプニングも。何度も悔しい表情を見せた前田に「あっちゃ~ん!」とより一層大きな声援が起こると、思わず涙を見せた。

 ソロライブとしては、前田はAKB48を卒業した直後の2012年9月に東京・中野サンプラザと兵庫・神戸国際会館で2枚目のシングル「君は僕だ」の発売記念として行って以来となった。

「おかえり!」というファンの大コールに前田は「待っててくれてありがとうございます」と深く頭を下げ、「確信しました。1人で頑張っているけど、みなさんの顔が見れなくて寂しいんです。普段から私は強がりだけど、今日は泣いちゃいます」とソロ転身後の苦悩を明かし、ファンの存在に涙ながらに感謝した。

 MCでは7月に東京・渋谷Bunkamura シアターコクーンで上演される蜷川幸雄演出の「太陽2068」で初舞台に臨むことに触れ、前田は「(厳しい演出で有名な)蜷川さんなので、みんなに心配されてます(笑い)。でも、大丈夫。頑張りますよ」と女優業への意気込みも語った。