人気アイドルグループ「AKB48」の5つ目となる新チーム「Team8」が3日、東京・青海にある「トヨタMEGAWEB(メガウェブ)」で、初お披露目された。

 Team8は、全国47都道府県のテレビ局が主催した全国一斉オーディションで約1万人の応募の中から、代表1人ずつが選ばれた精鋭47人で結成。

 最年長は19歳の京都府代表の太田奈緒(おおた・なお)から最年少は12歳の宮里莉羅(みやざと・りら)まで平均年齢14・4歳のフレッシュなメンバーだ。今後は全員AKB48メンバーとなり、AKBの運営会社「AKS」に所属する。

「会いに行けるアイドル」をコンセプトにしてきたAKB48だが、新チームは「会いに行くアイドル」を掲げて活動していく。1学期、2学期、3学期に分けて活動し、“通信簿”のように各メンバーを評価し、選抜メンバーを決める予定だ。

 5月から全国各地のイベントに参加し、来年3月までに全国20か所を回る予定で、将来的には3年かけて“全国制覇”する。夏以降には東京・秋葉原にある専用劇場でデビューも控える。

 VTR出演したグループ総監督の高橋みなみ(22)は、「AKBとしては初の会いに行く活動を通じて、幅広い方に元気を届けてください。一緒にステージに立てる日を楽しみにしています。がんばってください」と熱いエールを送った。

 岩手県出身の佐藤七海(14)は「あまちゃんなんかに負けねえぞ! じぇじぇじぇパワーで頑張ります」と自己紹介。続けて、「世界遺産の中尊寺、キレイな海、わんこそばもおいしいです。あ、まだ食べたことないです」と笑いを誘いながら、早くも“ご当地”をアピール。

 千葉県代表の吉川七瀬(15)は「チーム8で東京ドームでコンサートをやりたい」と壮大な目標を掲げる。

 さらに、発足最初からAKB恒例のサプライズ発表の“洗礼”も。後方スクリーンに「緊急告知」とともに6月7日に行われる「第6回選抜総選挙」への参加が発表された。東京代表の小栗有以(12)は「チーム8はみなさんのもとに会いに行きます。一生懸命頑張るのでよろしくお願いします」と決意表明した。

 なお、三重県出身の山本亜依(18)は体調不良で欠席した。