タブー破った“品川伝説” 松本にブチ切れ「ここに呼べや!」

2014年04月06日 09時00分

ブチ切れた品川監督

 1日に映画「サンブンノイチ」が公開された品川ヒロシ監督(41=お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐)が、ダウンタウン・松本人志(50)にヤツ当たりして「(松本を)ここに呼べや!」と“ブチ切れ事件”を起こしていたことが分かった。芸人と映画監督の二足のわらじを履く両者だが、芸歴では松ちゃんが先輩なのは言うまでもない。後輩が偉大な先輩を呼びつける――そんなタブーを品川監督が犯した理由とは、いったい?

 品川監督にとって松本は吉本の大先輩。芸人としての実績、人気は雲泥の差があると言われても仕方ない。その松本を呼び捨てにするなんてことは、間違えてもあってはならない。

 ところが、だ。「芸人映画監督」としての実績を品川と松本で比較してみると、意外なことがわかる。

 松本は2007年「大日本人」をはじめ、4本の監督作品がある。一方の品川は09年の「ドロップ」、11年の「漫才ギャング」、そして1日に公開された俳優・藤原竜也(31)主演「サンブンノイチ」でメジャー3本目のメガホンを取った。初作品の「ドロップ」が、それなりの結果を出していることから、ある意味で松本をリードしていると言えるかもしれない。

 その品川監督の“タブー事件”は関係者の間では「アンタッチャブルな過去」として封印されていた。

 声を潜めて明かすのはあるテレビ局関係者だ。「もう数年前のことなんですがね。映画界では“公然の秘密”として、半ば伝説化してますよ」と語る。

 事件が起きたのは東京・新宿にある吉本興業東京本部だ。品川監督は、その会議室の一室で映画の打ち合わせを数人の関係者らと行っていた。

「『ドロップ』でスマッシュヒットを飛ばした品川監督は『俺の生きる道は映画にあるかもしれない』と、ビッグヒットに向け、めちゃくちゃ気合を入れていたんです。芸人としてはいまだ越えることができない“超一流”の壁を映画では崩すチャンスに恵まれたわけですからね。シナリオのプランなどを熱く語っていたそうです」(前出関係者)

 ああでもない、こうでもないと口角泡飛ばす品川監督。その会議がピークに達しようかという時だ。オフィス内の空気が一瞬にしてピリッと変わった。松本が会議のために現れたのだ。

 そのときも、吉本の中では絶対的な存在だった松本。品川監督にとって信じられないようなことが起きた。本部にいた吉本のほとんどの社員が松本を出迎えるために、仕事の手をいったん止め、松本のもとへと走ったのだ。もちろん、品川監督の会議に出席していた関係者もしかりだった。

 これに品川監督が違和感を覚えたのは当然だ。「なぜ、自分の映画の会議をほっぽり出すんだ」と猛反発。松本へのゴマすりに走る吉本社員に激怒。そこで飛び出したのが「松本をここに呼べや!」という過激発言だったという。

 ある映画関係者は「芸人としての比較はともかく、映画監督として品川監督がブチ切れるのは無理もないですよ」と理解を示してこう語る。

「数字としては、松本監督より品川監督の映画の方がヒットしているという動かしがたい結果が出ている。公開規模は松本監督の方が大きいが、数字は品川監督の方が上なのですから。それなのに自分を支えなければいけないはずのスタッフが、会議の佳境にそんな態度を取ったら、どうですか? 頭にくるのは当然じゃないですか」

 品川監督としては、本当に松本を呼びつけてケンカを売るというより、スタッフに対しての“あてつけ”の部分が大きかったようだ。さらに、少なからず「映画監督としては俺の方が上」という気持ちもあったことは否めない。

 芸人としては越えられない「松本」という壁を越えるチャンスを逃していては品川監督の“天下取り”など絶対に実現しない。先日行われた映画「サンブンノイチ」舞台あいさつでは役者陣から、監督としての才能を絶賛されたが、近い将来、吉本関係者が松本との会議を放り出して品川監督を迎える日が来るのか、楽しみだ。