AKB48「春コンin国立競技場~思い出は全部ここに捨てていけ~」は29日、東京・国立競技場で行われ、姉妹グループ選抜メンバーを含めた総勢105人が出演。グループ過去最多タイとなる約7万人を動員した。

 グループ初の国立競技場での単独コンサートのオープニングを飾ったのは、大島優子(25)がキャプテンを務めるチームKの代表曲「転がる石になれ」。30日に卒業セレモニーを控える大島は石の中から登場した。大島が「暴れるぞ~!」と声を掛けると、AKB48に在籍する92人が登場。「みんなも熱くなれよ!」と大島があおると、ファンからは「おお~!」と大歓声が上がった。

 国立競技場は2020年に開催される東京オリンピックに向けて、7月から改修工事が行われるため、56年の歴史に幕を閉じる。グループ総監督の高橋みなみ(22)は「単独(コンサート)は昨年の日本武道館以来、1年ぶりです。国立は7月から改修に入るので、56年の歴史に幕を閉じる。歴史に名を刻めることはうれしい気持ちでいっぱいです」と感無量の様子だった。