中山美穂(44)との離婚危機に直面している作家・辻仁成(54)が28日、騒動後初めて口を開いた。

 脚本・演出を務める舞台「海峡の光」の稽古で都内スタジオを訪れた辻の元には、報道陣約50人が殺到。「離婚報道は事実ですか?」「美穂さんとは会っていますか?」と矢継ぎ早に質問が飛んだ。これに辻は歩を止め「ひと言いいですか。今は舞台に集中させてください。自分は家族を守ることが今の自分の全てなので、よろしくお願いします」とコメント。稽古終わりは長髪をなびかせ無言でスタジオを後にした。

「離婚報道は美穂サイドが主導したもので、辻は寝耳に水。フランス・パリにいる10歳の長男も知らないはず。多感な時期だけに、報道で両親の離婚危機を知ってしまったら…。辻の言う『家族』とは、美穂を含めた家族でなく長男を指してるのでは」(芸能関係者)

 聞けば、夫婦は離婚に向けた話し合いを既に始めているが、長男の親権や養育費などの詳細は「まだ何も決まってない」という。中山のパリのママ友によれば「子供は2人だったはず。その長男だけじゃない」。事実、辻には前妻・南果歩(50)との間に成人前の息子がいて、前々妻との間にも息子をもうけている。

 ママ友たちの間では「ちょっと夫婦仲が悪くなってたのを知ってる人たちは『とうとう…』って感じで、驚きはなかった。旦那の女性化みたいな話はさすがに聞いてなかったけど」とのことだ。

 芸能プロ幹部によれば「離婚の方向なのは間違いないが、辻は自分の知らないとこで離婚報道が出たことに疑心暗鬼になってる。しかもその仕掛け人は、辻と仕事上の付き合いもある出版社社長だと噂されている。それを知った辻がヘソを曲げ(騒動が)長期化する可能性もある」という。

 この日も中性的オーラを漂わせていた辻。本紙昨報通り、夫のこの激変ぶりに中山がドン引きしたのが離婚原因のようだが、本紙記者の「女装が趣味なんですか?」の声掛けには無言だった。