アイドルグループ「Juice=Juice(ジュースジュース)」(リーダー・宮崎由加=19、サブリーダー・金澤朋子=18、高木紗友希=16、宮本佳林=15、植村あかり=15)が、21日に都内で3rdシングル「裸の裸の裸のKISS/アレコレしたい!」の発売記念イベントを行った。

 ジュースジュースはモー娘らがいるハロプロの新人グループ。昨年末、レコード大賞新人賞を獲得するなど、今年の飛躍が期待されている。

 そんなメンバーたちに初期の喉頭がんで闘病中のプロデューサー・つんく♂(45)から“サプライズ”が仕掛けられた。
 イベント中、グループに届けられた1通の電報。そこには「ツアーやる。成功せよ」とグループ初めての「単独ライブツアー」決定の知らせが。電報を読み上げたリーダーの宮崎も「なんて言ったらいいか、頭がほわほわしていた」と涙。サブリーダーの金澤も「本当にうれしい」と目頭をぬぐった。

 とびきりの笑顔を見せた5人。ツアーはブレークに向けての試金石となりそうだが、実は病床のつんく〓こそが一番、グループの今後を気にかけているという。

「デビュー半年でアルバムを1枚も出していないのにツアーが決まったんですか? びっくりですね。ハロプロ所属のグループでは異例だと思います。つんく♂さんの意欲が表れている」(ある音楽業界関係者)

 モー娘の再ブレークなど、順調なハロプログループだが、さらなる進化のためには“第2のモー娘”を作る必要がある。この日の電報によるサプライズも当初は予定されていなかったが、つんく♂たっての希望で行われたというから、ジュースジュースへの力の入れようが分かる。

 また“相乗効果”も期待されている。「ほかのハロプログループへの“カツ入れ”もある。一番下のグループが売れれば、ほかもあせりますから。また、ジュースにとってはツアーはレベルアップの場にもなる」(別の音楽関係者)

 つんく♂の次の仕掛けが楽しみだ。