アイドルグループ「スマイレージ」の和田彩花(19)が18日、東京・新宿区の福家書店新宿サブナード店で初著書「乙女の絵画案内」(発売中)の発売記念握手会を行った。
 

 スマイレージリーダーの和田がなんと「美術本」を上梓した。15歳のころ、たまたま19世紀の仏出身画家、近代西洋絵画史の重要人物の1人、エドアール・マネの絵画展を訪れたことから西洋画に興味を持ったという。趣味が高じて、いまでは日本の仏像にもハマっているというのだ。
 

 和田は「本が出せてうれしい」と笑顔。しかし、ほかのメンバーに出版の話をしても「写真集を出すぐらいの感覚で、すごさが分かってなかった。一生懸命説明して、やっと少し分かってもらえたかな」と相手にされなかったと苦笑交じりにこぼした。
 

 最近は日本各地の仏像見学もライフワークとなっている。

「仏像さんはかわいいんです。ライブの時のパフォーマンスも、仏像さんになりきっている。みんなもっと仏像さんを見るべきです! (仏像がたくさんある)奈良にいきましょう」と和田は熱弁。仏像になりきるアイドルはおそらく和田が“初”だろう。

 今後は「(革新的な)マネのように、ほかのアイドルがやらないことをやって、スマイレージをもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と意気込みを語る。

 グループは海外ライブなども行っているが「海外の人に日本の仏像の良さを知ってもらいたいです」と文化交流の懸け橋となることを誓った。