レオタード専門店から大量のレオタードを盗み、ネットオークションに出品して逮捕されたグラドルは「ミス東スポ」のオーディションもスッポかしていた。

 警視庁池袋署が17日、窃盗容疑で逮捕したのは世田谷区桜上水のグラドル・橋川美咲容疑者(22)。昨年1月30日午後2時ごろ、池袋本町のレオタード専門店のショールームから、レオタード22着(計101万円相当)を盗んだ疑い。

 手口は「体育大学の学生」と言って約40着のレオタードを試着。うち22着を持ってきた袋に入れて「ちょっと電話してきます」と店外に出たまま逃走していた。「新体操のレオタードに未練があって、欲しくて盗んだ」と供述している。

 橋川容疑者は昨年7月にこの盗んだレオタードをネットオークションに出品。これで“足”がついた。調べに対し「生活費のため、ネットで転売した」と容疑を認めているという。

 橋川容疑者は昨年4月から開催された本紙のミスコン「ミス東スポ2014」のサバイバルオーディションにエントリー。書類選考をパスして、上位30人には含まれていた。

 だが、撮影会やネット生放送などの「ミス東スポ」を目指すオーディションイベントには「家庭の事情」「学業を優先したい」などの理由で一度も出演していなかった。

 当時の所属事務所の関係者は「ミス東スポに応募して、これからグラビアもやりたいということでしたが、決められた仕事に来ないなどの素行不良があり、注意もしました。しかし、最後は『入院をするので辞めたい』ということでしたので、半年前に契約を解除しました」と語る。

 応募プロフィルには、T165・B89・W56・H87とあり、某有名私大法学部在学中と書かれていた。趣味・特技の欄には「歌、茶道、華道、新体操」とあった。

「過去の新体操の経験から、高価なものは数万円するレオタードの価値を知っていたのでは」(捜査関係者)といい、せっかくの特技を犯罪に悪用した形となった。