さる7日に発表、授賞式が行われた「第37回日本アカデミー賞」になんと“パクリ疑惑”が浮上した。「受賞者の顔ぶれを最近、どこかで見たと思ったら東スポ映画大賞とほぼ同じなんです」(映画関係者)


 日本アカデミー賞では頭に「最優秀」をつけてたたえる各部門賞。今回は真木よう子(31)が主演・助演女優賞をダブル受賞。主演男優賞は松田龍平(30)、助演男優賞はリリー・フランキー(50)が受賞した。この顔ぶれはなぜか「第23回東京スポーツ映画大賞」と酷似。真木、松田、リリーは先月23日の東スポ映画大賞授賞式にも出席した。


 唯一違ったのは助演女優賞で、東スポ映画大賞では二階堂ふみ(19)が受賞。日本アカデミー賞で二階堂はノミネートすらされていなかった。ちなみに東スポ映画大賞で新人賞を受賞した黒木華(24)は、日本アカデミー賞でも新人俳優賞受賞者の一人だ。


 東スポ映画大賞授賞式の際、審査委員長のビートたけし(67)は日本アカデミー賞をメタメタにこき下ろした。「松竹とか東宝とかインチキくさいぜ。日本アカデミー賞だって、あれ全部交代で受賞しているじゃねえか。次は松竹の番だろ?」と。


 この時壇上にいた真木は驚いて黙っているだけ。さらにたけしは「東スポ映画大賞は一番正直で一番正しい判断だから、主演女優賞を受賞した真木さんには誇りに思ってほしいね」と話した。


 たけしがこき下ろした日本アカデミー賞が、東スポ映画大賞と受賞者がほぼ同じとは皮肉な話だが、冒頭の映画関係者によれば「日本アカデミー賞は東スポ映画大賞授賞式から約2週間後でした。『選考委員は東スポ映画大賞のたけしさんの批判を聞いてマネしたのでは?』なんて話も出ていた」という。


 これが事実なら、日本アカデミー賞が東スポ映画大賞をパクったということになる。もっとも日本アカデミー賞の選考過程は明かされていないので、事実は確かめようがないが…。