東スポが2010年6月10日付1面でスクープしたマイケル・ジャクソンの“隠し子”で歌手のブランドン・ハワード(31)のDNA鑑定について、米ネットテレビ局の代表アルキ・デビッド氏らが6日(日本時間7日)、記者会見し、鑑定の結果、99・9%の確率でマイケルとの父子関係が証明されたと発表した。
 
 米芸能サイト「TMZ」が報じたもので、マイケルが使用した歯型を取るときなどに使う歯科用印象材からマイケルのDNAを入手して鑑定した。
 
 このブランドンはマイケルが亡くなった1年後の10年6月に来日。同24日に東京都内でファンイべントを行った。その際、マイケルについて「彼の音楽からは多大なる影響を受けているし、いつもリスぺクトしているアーティスト」と話していた。同26日には東京ドームで行われたプロ野球セ・リーグの「巨人―横浜(現DeNA)」戦に、友人である巨人のマーク・クルーン投手から招待され観戦。原辰徳監督ともがっちりと握手を交わした。
 
 そのブランドンがまさかマイケルの実子の可能性が極めて高いとは、原監督も驚きだろう。
 
 ブランドンの母親は歌手で女優のミキ・ハワード(53)で、1982年にマイケルと出会い、その後まもなくブランドンが生まれたという。
 
 ブランドンは米国・オハイオ州クリーブランドで育ち、現在はフロリダ州マイアミに在住。「B・ハワード」の名前で歌手として活動している。
 
 マイケルの隠し子説は東スポをはじめ海外メディアで10年に報じられたが、母親のミキはテレビ番組でブランドンの父親はR&Bグループ「サイド・エフェクト」のリーダー、オーギー・ジョーンズだと話し「マイケルの隠し子」説を否定した。
 
 しかし、DNA結果は99・9%父子関係があると出た。DNA鑑定に使用したマイケルの歯科用印象材は、ビバリーヒルズの医師がオークションで手に入れた。30年前のものだが、DNA鑑定は可能だという。
 
 ブランドンがマイケル・ジャクソン(MJ)財団に対してマイケルの遺産相続の権利を主張するつもりだとメディアは報じているが、本人は否定した。
 
 同財団も「その人物から何も聞いていない。マイケルの子供だと申し出る期限はとっくに過ぎている」と話している。
 
 マイケルには長男プリンス(17)、長女パリス(15)、次男ブランケット(12)の3人の子供がいる。
 
 果たしてDNA鑑定は本物なのか? 波乱含みの様相で、今後の成り行きが注目される。

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