映画「幕末高校生」(7月26日公開)の完成報告会見が5日、都内で行われ、石原さとみ(27)、玉木宏(34)、柄本時生(24)、千葉雄大(24)、李闘士男監督(49)が出席した。

 同映画は、勝海舟(玉木)と西郷隆盛が和平交渉を行った1868年に、高校教師(石原)と教え子らがタイムスリップするというエンターテインメント時代劇。内容はコミカルだが、時代考証は通常の時代劇と変わらないほか、国の重要文化財のある西本願寺内で撮影を行うなど、力の入った作品となっている。

 玉木は「史実に基づきつつも、コメディータッチなので歴史を知らない人にも理解しやすいのではないか。新しい勝海舟像を打ち出せたと思う」と自信のほどを語った。

 現場はかなり和やかムードで進んだ。玉木とは初共演となる石原は「(玉木は)質問したら必ず返してくれる人。待ち時間が長かったのでいろいろ話したんですが、こんなに赤裸々に話す人とは思いませんでした。内容? それは言えません」と笑った。

 また、千葉は李監督から「(演技が)良かったら、乳首をつねってあげるよ」と言われたり、ほかにも共演者が李監督にドッキリを仕掛けるなど、和気あいあいだった。

 映画にちなみ「変えたい過去はありますか」と報道陣から質問が飛ぶと、石原は意外な過去を明かした。

「中1のとき、好きだった先輩に毎年バレンタインのチョコレートを作ってあげてたんですよ。そしたら4年目に周囲から『実は先輩はチョコ嫌いらしい』と知らされて…。戻れるのなら中1に戻ってマドレーヌを作りたいですね」

 今でこそ大人の女性に成長した石原も、かつては赤面するような片思い時代があったというわけだ。これには登壇者も驚きの表情を見せていた。