俳優・藤岡弘、(68)が群馬県の魅力を発見する「群馬探検隊」の隊長に就任し、4日、都内で会見を行った。

 このイベントは、群馬県のブランドを向上させるためのプロモーションの一環。民間調査機関「ブランド総合研究所」の調べによると、群馬県は全国47都道府県の2013年度魅力度ランキングで44位と低い。12年度は47位で、ここ数年下位に低迷している。そこで群馬の新たな魅力を発見してもらおうと、冒険好きな藤岡に白羽の矢が立ったというわけだ。

 藤岡は「私は好奇心旺盛な人間ですからね。何でも見てやろう、知ってやろうと、これまでも世界100か国以上回ってきた。修羅場もくぐりましたよ。今回は群馬の歴史もひもといて魅力を伝えていきたいですね」と意気込みを語った。
 もともと愛媛県出身の藤岡は群馬県と関係がなさそうだが、意外な縁があった。藤岡が言うには「群馬県の藤岡市には藤岡姓のルーツがある」という。

「歴史の先生にも言われたことがありましてね。地方ロケに行った帰りに藤岡城にも行ったことがあるんですよ。そこでいろいろ文献を調べるうちに、縁を感じました」

 さらに「群馬といえば『馬』ですが、そういえば僕は誰に習ったわけでもないのに、馬に乗れるんですよ。スタントなしで弓もひけるし、25キロの鎧兜を着て走れる。非常に縁を感じますね」とやや強引?に自身と結びつけた。

 群馬県は大自然が残されているだけに、サバイバル好きの藤岡にとっては格好の環境だ。「山も川もきれいだし、個人的に遊びにいきたいですね」と目を輝かせる。ただ、問題は蛇だけだという。

「蛇は苦手なんですよ。見つけると? 戦闘モードになりますね」

 そう笑う藤岡は、68歳になった今でも子供のような無邪気さだった。