俳優・玉山鉄二(33)が、今年9月にスタートするNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で主演を務めることが4日、分かった。大阪市内のNHK大阪放送局で発表されたもので、玉山がマッサンこと亀山政春役を演じ、妻のエリー役は米国人女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)が演じる。

 今回は大正時代を舞台にウイスキーが作りたいのに作れない、夢に生きる不器用な日本男児マッサンと、日本人になろうとするがなれないスコットランド人の妻エリーの夫婦人情喜劇だ。

 エリー役のシャーロットは米国で生まれ育ったため、日本語を全く話すことができない。まさに驚きの起用となったが、今後、2か月かけて日本語を猛特訓し、5月のクランクインに備える。

 久しぶりのサプライズ起用のヒロインだけに、質問はシャーロットに集中。本人によると現在は「大切な人がいる」という。来年2月までは日本で収録があり、会えない期間が長くなりそうだが、「今も忙しくて寂しがるヒマはない」と言い切った。朝ドラヒロイン挑戦については「冒険ですかね」と、異国での本格ドラマデビューを決断した理由を語った。

 玉山は「昨日、初めてお会いしたんですが、入ってきた瞬間にハグで迎えてくださった。とてもピースフルで懐の深い女優さんだなと思った」とシャーロットの第一印象を話した。一方、シャーロットは玉山について「とてもハンサム」と話し、写真撮影では腕を組むなど早くも息ぴったりだった。