土屋アンナ「ドタキャン騒動」裁判所が和解勧告

2014年03月03日 17時43分

高橋茂氏(左)と伊藤芳朗弁護士

 女優で歌手の土屋アンナ(29)が主演舞台の稽古に参加せず、公演中止となり、製作側が約3000万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が3日、東京地裁で行われ、小林久起裁判長は原告、被告双方に和解を勧告した。
 
 この日の裁判では原告側の制作会社社長の高橋茂氏(別名・甲斐智陽)は出席したものの、土屋はまたしても姿を見せず。
 
 小林裁判長は、裁判に至るまでの経緯や事実確認を淡々とこなした。原告側はこれまでと変わらず、土屋サイドが要求する舞台の原案となった著書の作者・濱田朝美さんの許諾を得ようと何度も努力したことや、内容の一部を変更したことなどを強調。一方、土屋側も稽古に参加しなかった根拠として濱田さんの承諾書がなかったという主張は同じだった。
 
 すると、途中から小林裁判長がこう言い始めた。

「お互い、最初は歌を目指す障害者に共感して応援しようという同じ思いだったはず。そういう尊い気持ちでやっていたのに、いつまでもお互い非難する裁判を続けるのはどうなのか。原点に戻って、話し合いをするのはできないのか」

 つまり、和解を勧告したのだ。今後、事実関係を整理はするものの、歩み寄れるのであれば歩み寄れという。

 公判後、報道陣の取材に応じた高橋氏は「こちらの言っていることを認められるのであれば、拒否するものではない」とし、和解には応じる構えを見せた。「裁判なんか続けたくないよ。向こう(土屋)もタレント活動に支障をきたしてると思うし、やめたいのはやめたい」

 実は、前日に84歳になる母親が死去したという。それだけに「裁判で心配かけたと思う。親不孝をした」と、いつものふてぶてしさは影を潜めた。

 だが、和解には条件があるという。

「これだけ迷惑をかけたんだから『はい、やめます』というわけにはいかない。(土屋本人の)謝罪は当然だよね。それなくして金銭だけでは済まないし、びた一文負けるつもりもない」

 現段階では土屋側が謝罪するとは考えにくく、当面裁判は続く見通しだ。

 次回は4月21日に非公開で行われる弁論準備(争点や事実関係の整理)期日の予定。土屋ドタキャン裁判はどのような決着をみるのだろうか。