米映画界最大の祭典「第86回米アカデミー賞」の発表・授賞式が現地時間2日(日本時間3日)、米・ハリウッドで開催され、長編アニメ賞にノミネートされていた宮崎駿監督(73)の「風立ちぬ」は受賞を逃した。受賞したのは、ディズニーアニメ「アナと雪の女王」だった。

 また、短編アニメ賞候補の森田修平監督(35)の「九十九」と、前衛芸術家・篠原有司男氏(82)夫妻を追った長編ドキュメンタリー賞候補の「キューティー&ボクサー」も選ばれなかった。

 なお、作品賞にはスティーブ・マックイーン監督(44)の「それでも夜は明ける」が輝き、アルフォンソ・キュアロン監督(52)の「ゼロ・グラビティ」は監督賞など最多7部門で受賞。主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー(44)、主演女優賞には「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェット(44)がそれぞれ選ばれた。