「第8回声優アワード」授賞式(1日、東京・港区の文化放送メディアプラスホール)で、特別賞に輝いたアニメ「それいけ!アンパンマン」でアンパンマンを務める戸田恵子(56)、バイキンマンを務める中尾隆聖(63)が登壇した。

「アンパンマン」の生みの親である漫画家やなせたかしさんは昨年10月に94歳で他界。25年にわたり主人公の声を務める戸田はやなせさんが亡くなった当時を「喪失感たるやとても大きくて、正直しばらくやる気が出なかった」と振り返った。

 しかし、その後、イベントなどで全国のアンパンマンファンの子供たちと触れ合う中、「大人の事情は関係なくアンパンマンが好き。私たちはしょげていたけど、先生は笑っていたと思います」と気持ちを新たにしたという。

 やなせさんを大きな傘に例えた戸田は「私たち声優陣の傘は小さいけど、先生の傘のように大きくなれるように頑張っていきたい」と天国のやなせさんに向け、アンパンマンとして頑張っていくことを誓った。