ジャニーズ事務所きっての“問題児”赤西仁(29)が、同事務所に契約解除を申し出ていることが28日、本紙の取材でわかった。現在、ジャニーズ内で赤西の処遇について協議されており、近く結論が下される。黒木メイサ(25)との無断結婚で干された時期もあったが、もともと赤西は「アイドル然としていたジャニーズとは方向性が違うと感じていた」という。赤西の今後はどうなるのか。

 赤西といえば、2010年8月、所属していたKAT―TUNを脱退し、2012年2月には黒木とデキ婚した。入籍が事後報告だったことで、ジャニー喜多川社長から謹慎を言い渡された問題児だ。

 干された時期があったことで、赤西も改心したとも言われたが「態度は相変わらず。海老蔵事件のとき、ジャニーズは六本木、麻布で遊ぶことを禁止していたんですが、そのときも赤西は遊んでいた。これでは他のタレントに示しがつかないですからね。ほとほと手を焼いていたはずです」とは芸能プロ関係者。

 逆に言えば、ジャニーズという枠にとらわれない個性派だ。本紙は今年1月に、家族旅行から帰国した赤西を直撃。愛娘ティアちゃん(2)を抱える黒木を守るように、赤西自身が本紙記者に近付いてきたことは記憶に新しい。

 そんな赤西が最近、ジャニーズ事務所に「やめたい…」とこぼしていることが判明した。事情を知る関係者はこう語る。

「KAT―TUN時代からアイドルを演じなければいけないジャニーズに嫌気が差していた。その都度、周囲に『何なんだよ』『面倒くせ~』とグチをこぼしていた」

 それでも、しばらくは赤西も我慢していたが、昨年9月末に転機となる出来事が起きる。同じKAT―TUNに在籍していた田中聖(28)の契約解除だ。

「田中は数々の女性スキャンダルや、事務所に内緒で飲食店を事実上経営していたことでクビになった。それでも、彼は堂々と生きている。赤西は田中と連絡を取り合う仲。触発された可能性は十分あり得ます」(前同)

 そして赤西は今年早々、ジャニーズ事務所に対し、正式に契約解除を申し出たという。マネジメントするSMAPの育ての親・I女史が慰留している状況だ。このI女史は、ジャニーズ内でも赤西の人気、才能を誰よりも買っていた。

「謹慎から復活する前には『やっぱりカッコいいよね』とジャニーズ内で1人だけ赤西を評価してました。復活できたのもI女史が『やる』と言いだしたことが大きいと思いますよ」とは前出の芸能プロ関係者だ。

 だが“御大”のジャニー喜多川社長は「しょうがないYO!」と暗に認めているという。

 この動きに合わせるように、赤西に関連するスケジュールは未定となっている。

「4月に赤西のコンサートツアーのDVDが発売されるが、それ以外はすべて白紙。新譜の発売予定もない。DVDの発売をもって、ジャニーズ離脱が発表されるのでは?と噂されています」(音楽関係者)

 ジャニーズという大きな傘を離れる決意をした赤西はその後、どうするつもりなのか?

 赤西を知る人物は「英語はペラペラだし、東スポが報じた他のアーティストへの作詞提供をバレないようにしたり、遊び場所でもあった六本木コネクションを生かし、バーを経営したり、ファッションブランドを立ち上げたり。どちらにしても、彼の人脈なら生活に困ることはないでしょう」と話す。田中に続いて赤西も…。かつてはジャニーズを辞めたら「人生終わり」とまで言われたが、赤西はジャニーズを踏み台にして羽ばたくことを選んだようだ。