ジャニーズ事務所に契約解除を申し入れていた赤西仁(29)は、タレントとしてのポジションだけでなく、音楽性でも事務所の方針には納得できなかったようだ。

 昨年8月、1年半ぶりに「HEY WHAT’S UP?」をリリースし、11月のアルバム「#JUSTJIN」を発売。復活劇はトントン拍子に進んだが、赤西の中で葛藤はあった。

「英語の歌詞を入れた曲をアルバムで作りたかったんです。でも、事務所はオール日本語で、という条件。そのときは渋々受け入れて曲を作りましたが、自分のやりたいことではないとプロモーション活動には積極的ではなかった」とは、ある芸能プロ関係者。

 納得できないアルバムは発売初週、オリコンチャート3位だった。

「発売日当日から『1位は取れないのでは』と言われて急きょ、握手会をしようという話し合いが持たれたんですが、ジャニーズ側がOKを出しても肝心の赤西がNG。しかも、PRのためセッティングしたインタビューで『わからない』『適当にやってるから』と赤西節を連発。あれではプロモーションにならないと売る方も嘆いてましたね」と音楽関係者。もともとジャニーズ内では“操縦不能”と言われていたタレントだ。KAT―TUN在籍時代もしかり。

「亀梨(和也)と人気を二分していましたが、亀梨はどんなことでも幹部が決めたことにはハイハイと聞いていた。亀梨への反発もあったのか、赤西は全く言うことを聞かないという図式が出来上がり、いつの間にかグループから赤西を外す空気が出来上がっていた。体制に反発するのはカッコいい生き方かもしれないけど、ジャニーズ的には受け入れられないところはあった」(別の芸能プロ幹部)

“自由人、己の道を突き進む”――。それが、赤西の目指す生き方のようだ。