先のソチ五輪で「持ってる男」と自ら発言し大喜びした人物がいる。フジテレビ系の中継現地キャスターを務めたTOKIOの国分太一(39)だ。

 同局は、羽生結弦が今回唯一の金メダルを獲得したフィギュアスケート男子を放送。深夜ながらショートプログラムは平均視聴率11・9%、フリーも16・6%をマークした。

 日本人の冬季五輪金メダルはトリノ五輪の荒川静香以来。国分はその8年前にも特番で現地を訪れており、生で金メダルの瞬間を見ている。そんな経緯もあり、「今日(羽生の金メダル)も生で見ているということは、持ってますね、わたくし」と自画自賛した。

 その国分の現場での評判だが、決して芳しくない。

 あるテレビ局関係者は「スポーツ番組にタレントを起用する理由は初対面の記者よりも選手に食い込みやすくなるからで、そうなれば知られざるエピソードも引き出せやすくなるから。ですが、どうも国分は選手への食い込みに“足りない感”があるんですよ。番組以上のことをしないというか、自分から率先して取材をするタイプではないんです。同じジャニーズでも中居正広や亀梨和也は、こちらが意図する以上のことを現場でトライしている」と明かす。

 ただ、芸能界では実力、努力同様に運も大事なファクターとなる。国分が歴史的瞬間を生で2度も目撃した強運を“持ってる”ことは事実。果たして、これを国内でも発揮できるのか? TBSで3月末から「はなまるマーケット」に代わってスタートする新番組「いっぷく!」のメーン司会を担当する国分だが…。

 ある制作会社関係者は「『笑っていいとも!』の番組改編が話題になっていて『いっぷく!』のほうはあまり気にかけられていませんが、TBS局内では国分で本当に大丈夫なのかという声はある。同時間帯のNHK『あさイチ』は強敵だけに“国分は他局の色がつきすぎているんじゃないか”とか“朝の顔として成立するのだろうか”と心配してますよ」と明かした。

 どこまで視聴率を稼げるのか?“持ってる男”国分の真価が問われる。