超大物お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功(50)と松本人志(50)がMCを務めるバラエティー番組「100秒博士アカデミー」(TBS系)と「教訓のススメ」(フジテレビ系)が、今春の番組改編で“ダブル打ち切り”が内定しているという。これは両番組とも、昨秋の放送開始から半年もたたずに決まった電撃的なテコ入れ策。2人がほのめかしている“芸能界引退”の序章なのか――。

 時を同じくして始まった2つの番組が、同時期に“緊急メス”を入れられることになりそうだ。

 昨年10月からスタートした「100秒――」(毎週火曜午後10時~)について、芸能関係者はこう明かす。

「火曜夜10時としての放送は打ち切られることになったようです。理由? それはやっぱり視聴率の低迷。毎回5~6%程度で、プライムタイム(午後7~11時)でこの数字は厳しいですから」

 今後は同番組を「水曜夜10時にスライドして継続するか、水曜夜10時で『ダウンタウン』司会の新番組を作るかの二者択一。つまり2人のMC自体は続投ということになる。だけど、放送開始からわずか4か月でテコ入れが決まるのは異例。局内も『あの2人の番組が…』と騒然としている」(前出関係者)

「100秒――」が消える4月以降の火曜午後10時枠は「連続ドラマ枠になる予定。後継の新番組がバラエティーだと『100秒――』と視聴率を比較されるでしょ。だから局側が配慮したのでは」と事情通は指摘する。

 候補には、昨年の連ドラ「なるようになるさ。」(主演・舘ひろし=63)の続編などが挙がっている。

 一方で、昨年11月に始まった「教訓――」(毎週日曜午後7時58分~)は、先月から「ショーパン」こと生野陽子アナウンサー(29)を進行役に加え、マイナーチェンジしたが、同枠放送としては打ち切られるという。

「金曜夜8時(枠)に移行するか、金曜夜8時(枠)で『ダウンタウン』がMCを務める新番組にリニューアルするか、どちらかで調整しているみたい」と芸能プロ関係者。

 空いた日曜の午後8時枠は「ロンドンブーツ1号2号」田村淳(40)とタレントのローラ(23)が司会を務めるクイズ番組が浮上している。

 両番組とも「ダウンタウン」にとっては新境地だったが、ズッコケた格好になった。

「この2つの番組は純粋なバラエティーではなく、教養やアカデミックな要素を取り入れた形。でも、視聴者にはイマイチ響かなかった」(キー局関係者)

 2番組の“打ち切り”は近日中に発表されると思われる。「新番組でも結果が出なかったら、いよいよ司会の座自体が危うくなる。2人にとって今年は節目の年になるかもしれない…」と前出事情通は声を潜める。もっとも「ダウンタウン」には“芸能界引退”がささやかれてはいた。

 浜田は1月のローカル番組で「俺、ほんまリタイアしたいもん」と本音を吐露。松本もウェブ媒体のインタビューに「いつでもやめられるんで、あえて今日やめる必要もないな」と意味深に語っている。

 かつて絶大な人気を誇っていたが、今月時点でレギュラー番組は4本までに減少。残された“看板シリーズ”である昨年大みそかの特番「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時!」(日本テレビ系)も1月28日、放送倫理・番組向上機構(BPO)で審議入りすることが決定した。

 松本はこの措置に、今月10日に放送された深夜番組で「むしろこれをきっかけに『笑ってはいけない』をやめられるなって思っているぐらい」と笑い飛ばしていた。

「とんねるず」「ウッチャンナンチャン」とともに“お笑い界の新BIG3”と称賛された大物コンビ。まだまだお茶の間に笑いを届けてほしいものだが…。