AKB48の代表曲「ヘビーローテーション」のミュージックビデオ(MV)が23日午後0時半すぎ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、再生回数が1億回の大台を突破。日本人歌手として、初の快挙を達成した。

 まさにタイトル通り“ヘビーローテーション”だ。今春、グループを卒業する大島優子(25)が初めてセンターを務めた楽曲で、2010年に行われた「第2回選抜総選挙」で1位となり、センターを獲得した。

 快挙の一報を受けた大島は「なんということでしょう。1億回という数字が自分の人生に関わるものだと思っていませんでした。1回1回の重なりが1億回となり、ヘビーローテーションの輝きを増してくれたのだと思います。とてもうれしいです。MVを再生してくれたすべての方へ、感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました」とコメントを発表した。

 快挙達成の裏にいるのは“会いに行けるアイドル”らしく大島ファンたちだ。インターネット上で「優子の卒業までに再生回数1億回を目指そう!」と呼びかける運動が広がり、大手掲示板やファン個人のホームページなどで協力を依頼する姿が見られた。

 SNH48やJKT48など海外姉妹グループも展開するだけに、海外のファンもツイッター上で“1億回”を目指した。

 通称「ヘビロテ」で親しまれ、カラオケランキングでは1位も獲得。国民的なヒットソングに成長したが、大島にとって卒業前のまた一つうれしい報告となったはずだ。