女優の芳賀優里亜(26)が都内で22日、主演映画「赤×ピンク」(坂本浩一監督)の初日舞台あいさつを行った。

 直木賞作家・桜庭一樹氏の小説が原作のガールズアクション。東京・六本木の廃校で繰り広げられる非合法の格闘技ショーに身を投じる女性たちの赤裸々な奮闘を描く。

 性同一性障害に悩む空手家を演じた芳賀は「原作から感じた気持ちや痛みを表現できればと思いました」。劇中ではフルヌードにも初挑戦し「最初で最後という気持ちで、潔く脱ぎました」と語った。ステージには共演の多田あさみ(25)、水崎綾女(24)、小池里奈(20)らも登壇。共に過酷な撮影を乗り越えた思い出がよみがえったのか、芳賀は最後のあいさつで「不安もありましたが、私にとって挑戦の作品でした。いろいろなことと闘いました…。命を懸けました」と号泣。隣の水崎がそっと手を差し伸べ、励ます場面もあった。