「第二の酒鬼薔薇」に狙われたアイドルが地獄の日々語る

2014年02月17日 20時00分

安川容疑者が投稿した立花の写真

 地獄の日々は、ある日突然始まった――。アイドルグループ「アリス十番」の立花あんな(21)が、ネット上で殺害予告を繰り返し受けていた。卑劣極まりない“予告魔”は、福井県大野市の水道工事会社社員安川昌吾容疑者(33)。16日に脅迫容疑で逮捕された。立花のファンだった同容疑者は、17年前に起きた神戸連続児童殺傷事件の犯人をほうふつとさせる「第二の酒鬼薔薇聖斗」を名乗り、殺害を予告。10か月間、脅され続けた立花を緊急取材した。



 城東署によると安川容疑者は昨年7月21日、立花のブログに「32害459(注・殺害予告)、7日後に行きます」「第二の酒鬼薔薇聖斗」とのコメントを書き込んだ疑いで逮捕された。ほかも含めて計11回の殺害予告をしていた疑い。「自分の存在を認めてほしかった」と供述しているという。


 1月にグループのセンターに指名され、活動にはずみをつけた立花の心は、書き込みが始まった5月に砕かれたという。事務所でブログを読んでいると「PVを見てファンになりました」との書き込みを見つけた。リンク先のURLに飛ぶと、血まみれになった自身の画像とともに「僕の可愛い人参さん、特注包丁でザクザク切り刻んであげるよ」と書かれたブログが表示された。見知らぬ何者かに、明確な殺意を向けられたのだ。


「私のイメージカラーは人参と同じ赤。殺人とかストーカーとか遠い世界の話だったのに…。恐怖でその場に泣き崩れて動けなくなった」と立花。


 安川容疑者はその後も複数のアカウントでブログやツイッターを毎日更新。殺害予告はひっきりなしに続いた。


「寝ている私の写真に、日本刀を刺してる画像をアップしていて…。怖かった」(立花)


 一連の悪意あるメッセージは立花に「地獄のような日々」を強いた。劇場と自宅との往復は「後ろを振り返りながら帰った」のも当然だ。「家のお風呂場の外に見える人影も怖くて、物音におびえてました」