主演女優賞の貫地谷しほり(28)は、映画にドラマにと出演作は多いが、初主演映画での受賞となった。人気舞台の映画化「くちづけ」で、7歳の心を持ったまま成長した知的障害者マコをかわいらしく演じ、評価された。

 普段は体形を隠すゆったりした衣装が多いが、この日は肩や背中を大胆に露出した、大人びた黒のカクテルドレスで登場。ドレスは両胸の先端が突起した構造で、おじぎするたびに胸の谷間がチラチラ見えた。

 壇上で賞状や花束をもらい、「小学校の時を思い出しました。将来の夢を言って、卒業式っていう…」。だが当時は夢はなく、中学に上がり今のマネジャーにスカウトされ、女優業を始めた。「26歳の時に撮った、26本目の作品でこんな賞をいただいて…。ホント夢のようです」と笑いながら話す貫地谷の目はウルウル。感極まりまくりだった。