お騒がせアイドルの歌手ジャスティン・ビーバー(19)が、またまたやらかした。隣人宅に卵を投げたとして先日、警察沙汰になったばかりの身で、今度は米マイアミビーチの公道で「ドラッグレース」と呼ばれる自動車競走を行い、飲酒運転をしたとして23日に逮捕された。リポーターやカメラマンが拘束先に殺到するなど、メディアは騒然。当のビーバーは間もなく保釈されたが、相次ぐお騒がせに、ネット上には“つける薬はない”といった反応も書き込まれた。


 ビーバーが捕まったのはフロリダ州南部のマイアミビーチ。直線コースで静止状態からスタートしてスピードを競う「ドラッグレース」を一般の公道で行い、借り物の黄色いランボルギーニで参加した。これだけでも問題行為である上に、酒に酔っていた疑いもあるとして逮捕され、身柄を収容施設に送られた。


 10日ほど前、近隣住宅への“卵投げ事件”でカリフォルニア州の自宅が家宅捜査を受けたばかりのビーバー。またもやの事件に、報道陣やファンが拘束先に駆けつけた。施設前に人だかりができる中、本人はファンに手を振る余裕ぶりで登場。米「WSVNテレビ」のインターネットサイトによると、2500ドル(約26万円)を払って保釈された。


 拘束中は、中継映像を通じて裁判官の質問に答えた。映像はメディアに公開され、拘束者用とみられる赤いシャツを着たビーバーが、上目遣いに裁判官を映し出す画面を見たり、口元を軽くふくらませたような表情ものぞかせている。逮捕後に撮影される「マグショット」と呼ばれる写真は、正面から撮ったカットで歯を見せているから、落ち込んでいる様子はうかがえない。


 カナダ出身のビーバーは2009年に発売されたデビューアルバムが100万枚を超すメガヒットとなり、一躍スターの仲間入り。一方でゴシップや問題行動も絶えず、悪ガキぶりも話題を呼んできた。


 昨年12月には、オーストラリアで高級ホテルの壁にスプレーを使って落書きし、大騒動になったことを本紙も報じた。その後にツイッターで引退を宣言し、撤回してファンを騒然とさせたことも記憶に新しい。


 今回の逮捕で、WSVNのサイトに「この子はコントロール不能。木に頭をぶつけた方がいいのかも。あるいは、いとしの母国(カナダ)に帰ったら…」といった意見も寄せられたように、世間は“つける薬はない”とみているようだ。