ヒット曲「帰ってこいよ」で知られる歌手・松村和子(51)が公私ともにかわいがっているのが、所属事務所の後輩歌手・出光仁美(29)だ。この出光には、歌手生活30年超で様々なことを経験してきた松村ですら、舌を巻く前代未聞の特技があるという。

 松村は先週15日に新曲「ひぐらしの宿/イヨマンテの夜」を、一方の出光は22日「望郷小倉太鼓」を発売したことにちなんで同日、合同ライブを開催した。歌うだけではなく、2人で和太鼓を叩いたり、趣向を凝らしたライブとなった。

 残念ながらこの日は披露しなかったが、出光にはとんでもない秘技がある。「美大出身で、今でも絵やイラストを描いている。それが高じるあまり、歌いながら似顔絵を描く技をマスターしたのです。片手でマイクを持って歌い、片手で筆を持って絵を描く。同時に2つのことを考え、実行できるのだから、出光しかできないでしょう」と、レコード会社関係者は目を丸くするばかりだ。

 先輩の松村は出光の秘技をまだ見たことはないというが、存在は知っており、早くも“そろばん”をはじいている。

「仁美ちゃんは美大を出ているので、絵とかのすごい才能があって、歌いながら似顔絵を描くんです。考えられないでしょ。そういう才能も大事にしてほしい。仕事取れるよ。よく言ってるんですよ、『事務所はあなた(出光)の肩にかかってるんだから』って。売れたら私すぐ歌を辞めて、プロデューサー、マネジャーになりますから」と、何とも思い切った宣言をした。

 テレビ局も出光の一芸に興味を示しているそうで、松村のマネジャー転身の日は意外と早くやって来るかも。