ドラマ放送直前の“折衝”も不調に

2014年01月23日 07時31分

ドラマ内容の改善を求めて会見した藤野興一会長

 全国児童養護施設協議会と全国里親会が21日、会見し、芦田愛菜(9)主演の日本テレビ系連続ドラマ「明日、ママがいない」の内容の改善を求めた。

 問題視しているのは、子供をペット扱いしたり、暴力や暴言で恐怖心を与えるシーンだ。なかでも、三上博史演じる施設長が子供たちに「お前たちはペットショップのペットと同じ」と暴言を吐く場面について、同協議会の藤野会長は「子供たちの尊厳を踏みにじる行為。いかにフィクションとはいえ、当事者の子供たちはしんどい。自殺者が出たらどうするんだ、という思いだ」と批判した。

 同協議会は昨年12月に制作会社から初回放送分の台本を送ってもらい、読んだ上で日テレに改善を要求していたという。担当者は「検討する」と答えたが、初回放送を見る限り「何も変わっていなかった」(同協議会)という。さらに、ドラマ放送直前に日テレから「番組ホームページ上に養護施設の実態や法律の説明コーナーを作る」と話があり、そのための原稿執筆を依頼されたという。

「協力を得ようと思ったのだろうが、ドラマの中ではなくホームページでは意味がない。虫のいい話だ。(原稿を)出したら番組を認めたことになるので断った」(同協議会)

「ドラマはあくまでドラマ」と日テレを擁護する視聴者の声もあるが、終着点は依然、見えてこない。