これだけのネット社会になった現代において、かなりの頻度で芸能人のブログやツイッターに批判コメントが集中する、いわゆる「炎上」という現象が起きている。問題のタレント本人だけでなく、スポンサー筋にまで抗議がいくため、当該の芸能プロはほとほと困り果てているのが現状だ。


 炎上してしまった場合に備え、芸能界で最近よく言われるようになった“格言”があるという。「『2週間、何もせずに我慢しろ』という言葉ですよ。仮に正論で反論しても、どうせ聞く耳を持ってくれない。言い返したい気持ちをグッと抑えて、嵐が過ぎ去るのを待つことが良策という結論に、みんな達したのです」(芸能プロ関係者)


 19日には神奈川県内で全国北方領土啓発イベント「今が、知るとき。ちゃんと、北方領土 四島の楽校in神奈川」が行われたのだが、そこに出席したのは、昨年末に炎上を初体験したタレント・春香クリスティーン(21)。


 安倍晋三首相が靖国神社に参拝した際、テレビ番組内でのコメントが靖国神社をヒトラーの墓に例えたとして、ブログなどが大炎上。ただその時の発言をちゃんと聞けば、「海外ではそのように例えられる可能性がある」という意見を紹介しただけで、少々かわいそうではあったのだが…。


 春香はこの日、北方領土について“授業形式”で啓発する大役をこなしたが、ブログ炎上騒動について語ることはなかった。騒動勃発から3週間以上たったこともあるのだろう。相当ネットで騒ぎになったのに、春香のイベントに抗議するような動きは全くなかった。やはり「2週間、何もしない」という言葉は当たっているのかも。