タレントの藤田紀子(66)が17日放送の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)で自身の親子関係にまつわる“疑惑”に対して釈明した。本紙にも「やましいことは何もないんです!」と激白した。

 同番組では俳優・大沢樹生(44)の「実子騒動」報道に関連し、藤田が過去に報じられた「若乃花(花田虎上)、貴乃花(貴乃花親方)は父親が違う」との疑惑について「全くのデマです」と語った。さらには「公の場でDNA鑑定しようじゃないかしらと思う。それを信じ込んでいる息子がいるとしたら絶対したいと思うくらいです」とも話した。

 同日午後、自宅前で藤田を直撃。「なぜ、このタイミングで自身の疑惑に触れたのか」と聞くと、藤田は「番組に出演したのも、昔からお付き合いがあったからです。きちんと私の主張を報じてくださると信頼して話した」と語った。

 ただ、このタイミングでは話を蒸し返される可能性はある。「痛くもない腹を探られることになりませんか?」との質問には、「痛い腹なんてないんですよ!」と元相撲部屋のおかみらしい、弟子を“愛のムチ”で一喝するような口調でピシャリと否定。

「(ちゃんと話をしないと)ウソが広がるだけですから」と真っすぐな表情で記者を見つめて話した。

 かねて藤田と貴乃花親方は半ば絶縁状態。番組内ではこの疑惑が距離を作っているというような話をしたが、「やはり親子関係を改善したいという気持ちが強いのか」という質問に、藤田は「それは…」と一瞬、困ったような苦笑いを浮かべる。ただ、すぐに気を取り直し「それは親子が仲が悪くてうれしいことなんてない。仲がいいのが一番ですからね」と吐露。藤田の表情がこの話題の複雑さを改めて浮き彫りにしている。

 DNA鑑定をすれば親子関係が改善されるかどうか、大沢の例を見ると、疑問は残るが、なんとか“こじれた糸”をほぐしたいという藤田の思いは変わらないようだ。