「第37回日本アカデミー賞」優秀賞発表会見が16日、都内で行われ、授賞式の司会を西田敏行(66)と樹木希林(71)が務めることも併せて発表になった。


 授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞受賞者が務めるのが恒例になっている。樹木は昨年、「わが母の記」で同賞を受賞したが、その際「“全身がん”だから来年の司会は確約できません」と述べていた。


 現在の病状については「生活の質が全然変わらないのはありがたい。でもがんは消えたように見えても、その後何年も出なかったら“治った”と言えるもの。私はがんを持っている人間と承知している」と説明した。

 昨年暮れには、放射線治療を受けていることを明かしたが「昨日が治療の最終日だった。本当はもっと後に治療したかったが、これ(会見)があるのでそれに合わせて。とりあえずは終わったが、『がんは常に持っている』と医者には言われている」。


 一方の西田は“先輩”である樹木との司会について「樹木さんは達観の域に達している。一つひとつの言葉が重くて面白いのでそれにうなずいていればいい」とコメント。これに対し樹木は「その言葉、そのままお返ししたい。私がうなずいていればいい」と返した。


 授賞式は3月7日に行われる。