ハチャメチャでいいとも!! 3月末に終了するフジテレビ系「笑っていいとも!」のタモリ(68)が、暴走を始めた。14日の生放送中に、とんねるずの2人をレギュラーに決めたのだ。実は、タモリは昨年暮れから暴走モードに突入。同番組の打ち上げで3文字の放送禁止ワードを連発し、下ネタで会場を凍りつかせていたという。こんな暴走タモリが、とんねるずをレギュラーにした裏には、「いいとも」最終回へ向けた、ある危険な狙いがあった。

 放送8000回を迎えた14日、番組の空気は明らかに違った。タモリが久々にテーマ曲「ウキウキWATCHING」を歌い、名物コーナー「テレフォンショッキング」には29年ぶりにとんねるずが出演。

 両者は延々と48分22秒もトークを続け、1984年3月14日の黒柳徹子(80)の約43分を上回る新記録となった。

 サプライズが起きたのはトーク終盤。とんねるずの石橋貴明(52)と木梨憲武(51)が、「いいとも」でのレギュラー起用を懇願した。タモリは「(番組終了まで)2か月だから、俺が決めちゃっていいよね?」とニヤリ。すかさず石橋が「俺たちがレギュラーになってもいいかな?」と呼びかけると、タモリも「いいとも!」と応じた。

 次の瞬間「SMAP」中居正広(41)らレギュラー陣が乱入。とんねるずと丁々発止のやりとりを繰り広げたが、実はすべて台本通りだった。

「とんねるずの新レギュラーは出演者に事前に伝えていた。現場は歓迎ムード。2人の起用は、タモさんたっての要望だった」とは番組関係者。

 今でこそ落ち着いたタモリだが、かつてはフォークソング嫌いを公言し、「テレホン――」に出演した小田和正(66)と険悪になるなど、とんねるずにも負けない暴走キャラで有名だった。

「残り2か月半、タモさんの好きなようにやらせるつもり。タモさんは番組初期のハチャメチャぶりを最後に味わい、笑って番組を終えたいようだ。そのためのとんねるず起用でもある」(同)。3月の最終回へ向けてタモリは“放送事故”も覚悟の上で、とんねるずを入れて番組を開始当時の危ない中身にしようと狙っているようだ。すでに前兆もあった。昨年末に行われた同番組の打ち上げでのこと。参加者の一人が明かす。

「酔っ払ったタモさんがマイクを握り、大声で『○○○! ○○○~! ウォー!』と絶叫し始めたんです。女性がいてもお構いなし。周囲から制止されても、ゲラゲラ笑いながら叫んでいた」

 収録の番組なら間違いなく「ピー」が入るNGワード。ローラ(23)をはじめとした女性参加者もドン引きしたというが、それがタモリの真の姿なのは、昔を知る関係者なら誰もが知っている。

 フジテレビ広報は、とんねるずのレギュラー入りを「事実です。具体的な曜日や役割は検討中ですが、事前発表はせずに突如出演するかもしれませんので、今後を楽しみにしていただければと思います」と認めた。

“暴走モード”に入ったタモリととんねるず。どんな放送事故が起きるのか。