8日、大阪市西成区内に住むやしきたかじんさんの男性親族が本紙の取材に答えた。男性の元に訃報が伝えられたのは「7日の午後5時過ぎに、たかじんの前々妻の娘から亡くなったという電話が、たかじんの母にあった。『確認を取るまで信じない』と母は言っていましたが、その後、マネジャーに確認を取って、亡くなったのが事実と分かりました」。

 たかじんさんと母が最後に会ったのは4年ほど前の、たかじんさんの兄の葬式だったと話す。

「僕が最後に直接、(たかじんさんと)連絡を取ったのは3年ほど前で、“家鋪(やしき=たかじんさんの本名)のルーツを知りたい”という内容の番組の企画のメールでした。(闘病などの)連絡は全てマネジャーを通してでした」

 たかじんさんの病状については、がんが発見された時点で「ステージⅢぐらいまで進行していたと聞いています。前回の復帰も半年早かったらしい。ただ、がんと分かった後も“のどから下やから歌は歌える”とたかじんは話していた。そのころは、実家に勘当されていたから、うちに来て“絶対に恥をかかさないようにする”と言っていました」(親族男性)。

 すでに葬儀は終わったと耳にしたというが、「ピンとこないのが本音です」と寂しそうだった。