桜田淳子に霊感商法対策弁護士連絡会が抗議

2013年12月25日 10時59分

抗議声明を発表した紀藤弁護士(左)ら全国霊感商法対策弁護士連絡会と全国統一教会被害者家族の会

 世界基督教統一神霊協会(以下、統一教会)の現役信者で、先月26日に復帰コンサートを行った歌手・桜田淳子(55)に対し、全国霊感商法対策弁護士連絡会と全国統一教会被害者家族の会が24日、都内で会見を行い、抗議声明を発表した。

 桜田はデビュー40周年を記念したベストアルバムを発売し、22年ぶりにステージに復帰。その様子は多くのマスコミが注目し、ちょっとした騒動にもなった。だが当サイト既報通り、連絡会は桜田の復帰に断固反対している。

 事務局長を務める山口広弁護士は「統一教会の組織的な霊感商法の手口による物品販売や献金強要、さらには詐欺脅迫的勧誘による被害を、桜田淳子氏が組織内で特別扱いの信者として増長させてきた責任は重大」とし、「桜田氏がその責任について反省し、これまでのように統一教会の反社会的組織活動の支援、増長の活動をしないことを誓約しないまま、タレントや芸能人などとして公的活動を行うことに強く反対します」とする抗議声明を発表した。

 また、会見に同席した元信者2人は、桜田を利用した勧誘活動や高額献金の実態を明かし「復帰コンサートが行われたことで、信者たちは統一教会が認められたと認識するでしょう。ますます活動に専念するのではないか」と懸念を示した。

 統一教会は昨年、創立者の文鮮明氏が死去したことで内部分裂を起こしているとされる。それだけに今回の桜田の復帰は、教会の活動を停滞させないためではないかと連絡会は主張した。

「桜田さんには士気の高揚役という重要な役割がある。実際、家族の会には相談が増えているし、『復帰はおかしいのではないか』と指摘する声もあります。許されることではありません」と紀藤正樹弁護士は憤りを隠せない様子だった。