大コケ「おしん」最後の望み中国公開にも暗雲

2013年12月12日 16時00分

おしん役の濱田ここね

 今秋公開の映画では、ダウンタウン松本人志監督(50)の「R100」が歴史的大コケと言われているが、実は「それ以上にひどかった」と言われているのがリメーク映画「おしん」だ。


「客席はガラガラで『R100』と大差ない。公開は『R100』より1週間遅かったのに、『おしん』の上映を先に打ち切った映画館の方が多かったくらい」(宣伝会社スタッフ)。興行収入はトータル4億円を割るとみられている。


「キャストに上戸彩、稲垣吾郎、泉ピン子らのビッグネームを揃え、撮影も山形県でのオールロケで行ったから、製作費はかなりかかっている。まあ大赤字なのは間違いない」(同スタッフ)


 ただ「おしん」はもともと、日本よりも海外展開で儲けようという魂胆だった。「1983~84年に放送されたテレビドラマは60か国以上で放映され、今でも根強い人気。既にタイやシンガポールで公開されています」とは映画関係者。そんな中、期待がかかるのは中国だ。10億人以上という断トツの人口を誇るだけに、大ヒットしなかったとしても、かなりの興収が期待できるマーケットだという。


「おしん」は、中国最大の映画祭「金鶏百花映画祭」国際映画部門で最優秀作品賞を受賞しており、ここでひと儲けしたいところ。だが、少し計算違いがあったという。


「実はまだ交渉がまとまっていないんです。それに公開にこぎつけたとしても『儲かるのか分からない』との見方も出てまして…」と同関係者。


 と言うのも、無料で見られるテレビと違い、映画は入場料を払って見るモノだからだ。


「貧富の差が大きい中国で『おしん』は金持ちより貧しい人たちに人気があるのに、そういう人たちがお金を払って見るのか、と心配されているんです」(前同)


 期待された海外展開が不発に終わらないか、関係者もさぞ心配だろう。