BPOが苦言…フジテレビのバラエティーが「嫌われる」5つの瞬間

2013年10月23日 16時00分

 加藤浩次(44)がAKB48の「まゆゆ」こと渡辺麻友(19)の頭部を蹴り、両足を抱え振り回しパンツをあらわにするなどの場面が物議を醸したフジテレビ系「27時間テレビ」のコーナー「生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!」(8月3日放送)について、制作担当者らと意見交換し審議していたBPO(放送倫理・番組向上機構)が22日、「青少年委員会の考え」を公表した。

 くしくも、「笑っていいとも!」の終了発表の日に公表されたBPOの「考え」。それによると、安全面に十分配慮し、出演者同士が役割を理解した「お茶の間プロレスコント」と説明したフジに対し、BPOは「人間の顔を足で踏むことは人間の尊厳に関わる行為」とキツい言葉で、こうお願いした。


「視聴者の多くは『人間の尊厳に背くような行為をあえてして、それで笑いを取るという形でしかバラエティー番組を作ることができなくなっているのか』という落胆とさげすみのような感情を抱いたことに、局は想像力を働かせてほしい」

 また、まゆゆのパンチラについて、「臀部の露出は女性芸人の持ち芸」で「バラエティー的に許容範囲」というフジの認識についても、BPOは“甘い!”という見解だ。

「女性アイドルがパンツもあらわに寝転んだり爆烈お父さん(加藤)に股を開閉されたりするシーンが、お茶の間で家族みんなが視聴する時間に流されれば、不快に感じる視聴者もいるだろうことに思いが至っていなかったのではないか」

 フジが3年前、「視聴者に愛され、安心して見ていただける面白い番組」を目指すという決意を込めて「私たちのフジテレビバラエティ宣言」をしたことを引き合いに出し、BPOは「今回は、視聴者に対する想像力が十分でなかったと言わざるを得ません」とバッサリ。BPOは、バラエティーが「嫌われる」5つの瞬間(下ネタ、イジメや差別、内輪話や仲間内のバカ騒ぎ、制作の手の内がバレバレのもの、生きることの基本を粗末に扱うこと)なるデータまで挙げ、フジのバラエティーにダメ出しした。