第70回ベネチア国際映画祭の授賞式は7日夜(日本時間8日未明)行われ、コンペティション部門に日本から出品されていた宮崎駿監督(72)の最後の長編アニメ「風立ちぬ」は受賞を逃した。
宮崎監督は6日に長編映画制作からの引退を発表。このことが世界的な関心を呼び、同映画祭での受賞に影響を与えるのではといった憶測も流れていた。
また、オリゾンティ部門の園子温監督作品「地獄でなぜ悪い」も受賞しなかった。
最高賞の金獅子賞には、イタリアのジャンフランコ・ロージ監督によるドキュメンタリー映画「サクロ・グラ」が輝いた。