宮崎駿監督 引退理由「年齢による衰え」

2013年09月06日 18時05分

 長編映画製作から引退することを表明していたアニメ界の巨匠・宮崎駿監督(72)が6日、引退会見を都内で行った。日本だけではなく海外にもファンが多いだけに、会見には日本以外の13か国を含む605人が取材に訪れた。


 盟友である鈴木敏夫プロデューサー(65)、スタジオジブリの星野康二社長(57)とともに登壇した宮崎監督は、「何度もやめると言ってきたので『どうせまた』と思われているが、今回は本気です」と宣言した。


 引退の理由は「年齢による衰え」だという。現在公開中の最新作「風立ちぬ」は、前作の「崖の上のポニョ」から製作に5年かかったが「次の作品を作るには5年じゃすまないだろう。6年、7年とかかるかもしれない。私はあと3か月もしたら73歳で、製作に7年かかったら80歳になる。僕の長編アニメの時代は終わった」。


 今後については「前からやりたかったことがある。それはアニメーションではありません」と話したが、やりたいことの内容については「やれなかったらみっともないので言いません」と明かさなかった。


 ただ唯一、やりたいこととして明言したのは「ジブリ美術館の展示にかかわらせてもらいたい」ということ。「10年前に描いたものがそのまま展示されているので描き直さないと。美術館を生き生きさせるには、ずっと手をかけないと」と話していた。