梅宮辰夫さん死去 81歳・慢性腎不全

2019年12月12日 10時05分

亡くなった梅宮辰夫さん

 芸能生活60年を超える名優・梅宮辰夫さんが12日朝、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で死去したと民放各局の情報番組が報じた。81歳だった。東映のアクション・任侠作品などで人気を博し、テレビドラマでも活躍。盟友松方弘樹さんの死から来月で3年。昭和のスターがまた一人、旅立った。

 6回のがんを経験しながら、芸能活動を続けてきた梅宮さん。テレビ朝日によると、昨日までは普通に話をしていたが、12日朝になって容体が急変したという。テレビ朝日系の人気ドラマ「やすらぎの刻」に石坂浩二の亡き父親役で出演が話題になるなど、最近まで仕事をこなしていた。

 梅宮さんは1938年生まれ。日本映画黄金時代の58年、スカウトされて受けた東映のニューフェイスに合格し、銀幕デビューを飾った。「暗黒街大通り」や「夜の青春シリーズ」「不良番長シリーズ」などでスターの地位を築いた。

 昨年3月には「生誕80年・芸能生活60年を祝う会」が開催され、「昭和の映画俳優のプライドだけは捨てないで、通用しなくてもいいので、まだまだ昭和の俳優が生きているよと思われるくらい“目障りたい”と思います」と語っていた。

 平成から令和への改元にちなんで、今春には本紙の独占直撃に対し芸能界への思いを激白。「このままいったら芸能界は消滅するよ」と警告。同様に任侠映画で活躍した松方さんが2017年1月に死去した際はショックを隠せなかったが、悲しみを乗り越えて気概を示し続けてきた「辰兄」も生涯を終えた。

【関連記事】