「ローラ起用OK」テレビ局が方針変えた背景

2013年07月02日 11時00分

 詐欺容疑で実父が国際手配中のタレント・ローラ(23)の扱いをめぐり、テレビ各局が頭を悩ませている。表向きは「父の不祥事に娘は関係ない」というスタンスだが、事件が解決していない以上、起用は控えたいというのが本音だ。しかし、なかなかそうもいかない事情が…。背景に先日、政治の世界で起きた“衝撃事件”が関係しているというが――。

「各局ともローラの起用には相当頭を悩ませているようです。視聴者や番組スポンサーの反応も注視しなければいけない半面、本人が罪を犯したわけではないので、露骨に干すこともできない」

 そう語るのはテレビ関係者だ。ローラの父親でバンクラデシュ国籍のジュリップ・エイエスエイ・アル容疑者(53)が、国民健康保険の海外療養費をだまし取ったとして国際手配されたのは6月25日のこと。

 ジュリップ容疑者は母国に“逃亡中”で、当局の帰国要請に応じるつもりはないという。

 実父が国際手配中という異例の状況となっているが、芸能界では「ローラ擁護」の声が圧倒的。

「さまぁ~ず」の三村マサカズ(46)はツイッター上で「親の不祥事を子供が背負うのはきつすぎると思います」とつぶやけば、テリー伊藤氏(63)も日本テレビ系「スッキリ!!」で「(警察は)ローラの名前を出す必要があったのかなと思います。何一つプラスにならない」と指摘した。

 これに同調するかのように、テレビ各局もレギュラー番組の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)を筆頭に、現時点で番組降板や放送自粛の動きはない。だが、本音のところはそうではない。

「起用すれば、ネットなどで物議を醸す恐れがあるので、できれば使いたくないというのが各局の本音」(同)。実際、一報が流れた25日には某民放キー局がローラを「取扱注意」に指定したほどで、報道担当記者は事実関係の確認に追われ「事件の進展次第で今後の起用は控える意向だった」(関係者)という。

 それが一転して“規制緩和”となった背景には、同日急死した岩手県議の小泉光男氏(享年56)の一件が影響しているという。

 同氏は6月5日、ブログで病院非難を展開し世間の集中砲火を浴び、同月25日早朝に川岸で死亡しているのが見つかった。死因は不明だが、自殺の可能性が高い。

 これに前出のテレビ関係者は「いったんは取扱注意となったローラですが、その日の夜に上層部から『本人が犯罪を犯していないから、これまで通りでいい』というお達しがあったんです。法に触れたわけではないのに過剰なバッシングを受け、最終的に自殺に追い込まれた小泉氏のことが影響していると見ていいでしょう」と語る。

 ローラも追い込まれて…ということはないだろうが、各局とも細心の注意を払っていることだけは確かだ。