猿翁の国際文化賞受賞で中車が代読

2013年06月28日 11時00分

 俳優の市川猿翁(73)が27日、都内で「第22回モンブラン国際文化賞」授賞式に出席。息子の市川中車(香川照之=47)に支えられながら登壇した。


 体調不良が伝えられ、福岡・博多座を休演していたが、26日の千秋楽のカーテンコールでサプライズ登場したばかり。この日の授賞式も体調を考慮し、欠席の可能性もあったが、姿を見せた。


 同賞はあらゆる芸術の分野で若い才能の開花に尽力支援している著名人の栄誉をたたえ贈呈。猿翁は伝統的な歌舞伎に現代語の台本と最新鋭の舞台演出を組み合わせた「スーパー歌舞伎」の創設や、名家出身の役者以外に演劇学校出身の若手を起用した「二十一世紀歌舞伎組」が評価された。


 受賞スピーチは中車が代読し、「ときには異端児と言われながら、あふれる情熱のまま歌舞伎一筋で生きてきた」と振り返ると、隣の猿翁は何度もうなずくしぐさを見せた。


 たくさんの弟子が見守るなか、「大勢の弟子を育ててきましたが、弟子たちにはお客様に感動を与える役者、応援してもらえる役者、お金の取れる役者に今後もなってほしい」とコメント。会場を包んだ割れんばかりの拍手に猿翁は両手を広げたり、右手を挙げて受賞の喜びを表現した。


 最後に予定されていたプレス向けのフォトセッションは体調不良のため中止になった。